報告書『電子ネットワーキングの普及と宗教の変容』
黒崎浩行(編)・葛西賢太・川島堅二・田村貴紀・深水顕真
『電子ネットワーキングの普及と宗教の変容』
黒崎浩行、2000年3月、vi + 189 pp.
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内容
私たちの共同研究は「宗教と社会」学会の「情報時代と宗教プロジェクト」(1996〜7年)での議論に大いに刺激を受けたことから出発しました。その後、國學院大學日本文化研究所の「情報化と宗教に関する研究」プロジェクト(1998年〜)を開始し、また財団法人電気通信普及財団の研究助成(1998・9年)を受け、インターネットをはじめとする電子ネットワークと宗教に関する研究調査を重ねてまいりました。その2年間の成果をまとめたものが本報告書です。
構成
- はじめに
- 総論
- 第1章 電子ネットワークと宗教をめぐる研究史 (黒崎)
- 第2章 電子ネットワーク上のコミュニケーション (田村)
- 第3章 「担い手・参加者」についての調査方法 (深水・川島)
- 第4章 電子ネットワークにおける「本当の自分」探し: Computer-Mediated Reflexivity 出現の背景と意義 (葛西)
- 各論
- 第5章 距離や少数派のハンディを電子ネットワークで超えて…: シュタイナーを学ぶ者たちの「自由」の概念 (葛西)
- 第6章 電子ネットワーク上での自己観察の試み (田村)
- 第7章 インターネットは地域的宗教構造を変えうるのか?: 広島県内の寺院・教会ウェブサイトの事例より (深水)
- 第8章 神社ウェブサイトをめぐる社会的文脈 (黒崎)
- 第9章 宗教団体ウェブサイトの量的調査 (川島)
- 第10章 天理教のインターネット利用に関する試論 (田村)
- 参考文献
- 初出一覧
- 索引
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本文
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その後の研究活動
田村・深水・黒崎は「宗教と社会」学会「情報テクノロジーにおける新世代の宗教的インタラクション」プロジェクト (代表: 川端亮大阪大学助教授) の共同研究に参加しております。
- 宗教情報アーカイブARI: 上記プロジェクトが運営する、宗教研究コミュニティサイト。宗教情報へのリンク、ニュース、フォーラムがあります。
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Since Apr 28, 2000.
Last updated on: Jun 13, 2004.
Hiroyuki KUROSAKI
<hkuro@kokugakuin.ac.jp>