活動経過

ほぼ月1回のペースで例会を開催しています。 発足当初の3回は講師を迎えての合評会 (**) を行い、 その後は会員による研究発表とディスカッション (*) を行ってきました。 また、修士論文発表会 (***) を毎年開催していく予定です。

このほかの活動 (****) としては、 「宗教と社会」学会第4回学術大会においてワークショップの企画を行いました。

発表内容は「会報」に掲載されています。 該当箇所を参照するには各タイトルをクリックしてください。


**第1回例会 1995年1月19日(木) 於東洋大学
「祈る ふれあう 感じる」を読む―著者を迎えての合評会
講師: 芳賀学(上智大学)、弓山達也(日本学術振興会)
**第2回例会 1995年2月18日(火) 於大正大学
「現代日本の新宗教研究の到達点―『現代日本の宗教社会学』を読む―」
講師: 井上順孝(國學院大學日本文化研究所)、磯岡哲也(淑徳大学)
**第3回例会 1995年4月25日(土) 於東洋大学
「現代日本における先祖祭祀研究の再検討」
講師: 孝本貢(明治大学)
*第4回例会 1995年5月17日(水) 於東洋大学
「キリスト者の先祖祭祀への対応」川又俊則(成城大学大学院)
「開かれた『共同体』と『本当の近代』―拙稿「口寄せ巫女と村落社会」を読み直す」平山眞(東洋大学大学院)
*第5回例会 1995年7月1日(土) 於東洋大学
「東学―そのナショナリズムとアジア主義との関係―」川瀬貴也(東京大学大学院)
「大正・昭和前期の妙好人伝」黒崎浩行(大正大学大学院)
*第6回例会 1995年10月28日(土) 於東洋大学
「『内在的理解』の再検討」大谷榮一(東洋大学大学院)
「批評の会」結成声明文発表 批評の会事務局
*第7回例会 1995年11月25日(土) 於東洋大学
「明治国家における法と宗教―明治32年宗教法案を中心に―」小島伸之(東洋大学大学院)
「宗教研究におけるイデオロギー論の諸相―近代日本ナショナリズムの生成過程から―」粟津賢太(創価大学大学院)
*第8回例会 1996年1月27日(土) 於大正大学
「大嘗祭と村の祭り」宮野義昭(明治大学)
「宗教と社会」学会ワークショップ準備討論(1)「〈宗教と女性〉―シャーマニズムと『女の霊力』を巡る諸問題」平山眞(東洋大学大学院)
*第9回例会 1996年2月24日(土) 於東洋大学
「「回心」研究におけるライフヒストリー法の利用」川又俊則(成城大学大学院)
「宗教と社会」学会ワークショップ準備討論(2)「宗教と「語り」―信者間の相互作用をめぐって―」菊池裕生(上智大学大学院)
*第10回例会 1996年3月30日(土) 於東洋大学
「内在的理解―from and/or about」角田幹夫(PTIJ)
「宗教と社会」学会ワークショップ準備討論(3)「宗教運動論の課題と展望」大谷榮一(東洋大学大学院)
***第1回修士論文発表会 1996年4月13日(土) 於東洋大学
「家族の不連続化と墓の継承―新潟県西蒲原郡M寺の檀家調査を中心に―」井上治代(東洋大学大学院)
「日中洗骨改葬習俗の比較研究―福建省西部と沖縄文化圏の例を中心に―」蔡文高(成城大学大学院)
「仏教社会におけるシャーマニズム―タイ国都市部のKhon song信仰を中心として―」神谷泰一郎(駒澤大学大学院)
「治療共同体としての新宗教―天理教のばあい―」越智秀一(大正大学大学院)
「アムウェイの宗教社会学」小池靖(東京大学大学院)
*第11回例会 1996年4月27日(土) 於東洋大学
「生長の家練成会における「癒し」のダイナミズム」冨永健太郎(筑波大学大学院)
「宗教と社会」学会ワークショップ準備討論(4)「教えと思想」黒崎浩行(東京外国語大学A・A研非常勤講師)
*第12回例会 1996年5月25日(土) 於東洋大学
「宗教における「調査」の問題」川又俊則(成城大学大学院)
「宗教と社会」学会ワークショップ総括準備討論 大谷榮一・黒崎浩行・菊池裕生・平山眞
****「宗教と社会」学会第4回学術大会ワークショップ 1996年6月16日(日) 於愛知学院大学
1980年代・宗教研究を読みなおす―ポスト「宗社研」の課題と展望―
司会: 芳賀学(上智大学)、コメンテーター: 池上良正(筑波大学)・竹沢尚一郎(九州大学)・対馬路人(関西学院大学)
第1部
報告1: 大谷榮一(東洋大学大学院)
〈宗教運動―「宗教運動論」の構築主義的アプローチ―〉
報告2: 黒崎浩行(東京外国語大学A・A研非常勤講師)
〈「教え」研究の位相〉
第2部
報告3: 菊池裕生(上智大学大学院)
〈宗教と「語り」〜信者間の相互作用とその過程をめぐって〜〉
報告4: 平山眞(東洋大学大学院)
〈宗教と女性―フェミニズムとシャーマニズムの交錯〉
第3部: 自由討議
*第13回例会 1996年7月13日(土) 於東洋大学
「PL教団の妻・母役割構造 ―新宗教におけるジェンダー研究の視座と課題―」石渡佳美(明治学院大学非常勤講師)
ディスカッション―今後の運営方針について―
*第14回例会 1996年10月19日(土) 於東洋大学
特別ゲスト報告1: 田島忠篤(明の星女子短期大学)「私の調査研究」
特別ゲスト報告2: 弓山達也(日本学術振興会)「オウム真理教―現代宗教動向の交錯点―」
総会
*第15回例会 1996年11月30日(土) 於東洋大学
「寺檀関係の諸形態に関する一考察」吉原睦(成城大学大学院)
次年度「宗教と社会」学会学術大会参加に関するディスカッション
活動報告
*第16回例会 1997年1月25日(土) 於東京学芸大学
(シリーズ「ナショナリズムと宗教」の問題圈 Vol.1)
「大都市における〈沖縄コミュニティ〉の歴史的分析 ―同郷者結合の組織化と〈沖縄人〉の形成―」桃原一彦(東洋大学大学院)
「明治期における戦病没者碑建設過程についての考察: ナショナリズムの生成過程論へむけて」粟津賢太(創価大学大学院)
*第17回例会 1997年3月8日(土) 於東洋大学
「『新宗教における自己構成と他者』序説―『信頼(trust)』をキーワードに―」菊池裕生 (上智大学大学院)
「山内昶『タブーの謎を解く』を読む」宮野義昭 (明治大学大学院)
***第2回修士論文発表会 1997年4月19日(土) 於上智大学
「両墓制の再検討―近代に視座をおく両墓制論―」前田俊一郎 (成城大学大学院)
「明治国家における法と宗教をめぐる一考察―明治32年宗教法案を素材に―」小島伸之 (東洋大学大学院)
「デュルケムの宗教論」阿部友紀 (大正大学大学院)
「物語としての〈問題〉経験―アダルト・チルドレンとその自助グループの活動を例に」福重清 (東京都立大学大学院)
*第18回例会 1997年5月24日(土) 於上智大学
「創られたイエスのメシア像」十津守宏 (成城大学大学院)
「固有性の把握をめぐって―堀一郎の日本仏教文化史研究―」黒崎浩行 (國學院大學日本文化研究所)
*第19回例会 1997年6月22日(土) 於東洋大学
「神歌における神話的起源―シバサシにみる世界創造とその存在論―」平良直 (筑波大学大学院)
「大都市における先祖祭祀と「家移動」」松本由紀子 (東京大学大学院)
*第20回例会 1997年9月20日(土) 於國學院大學日本文化研究所
「祭りにおける神酒の位相の歴史的変化」金子毅 (國學院大學大学院)
「在日シンバンの宗教儀礼−在日コリアン社会における民俗宗教の歴史と行方−」滝沢健次 (東洋大学大学院)
*第21回例会 1997年10月18日(土) 於東京学芸大学
「日本の女性史研究とフェミニズム―高群逸枝の評価に関して」吉森福子 (東京学芸大学修士課程)
「山の神とそのジェンダーを巡る考察」平山 眞 (東洋大学博士課程後期)
**藤田庄市氏著『行とは何か』著者を迎えての合評会 1997年11月29日(土) 於東洋大学
コメンテーター:
武田道生 (大正大学)
遠藤潤 (国際宗教研究所)
平山眞 (東洋大学大学院)
*第22回例会 1997年12月13日(土) 於東京大学
「政治的主体としての「チベット人」の形成」広池真一 (東京大学大学院)
総会
*第23回例会 1998年3月20日(金) 於東京大学
「韓国の光州事件(1980年)をめぐる巡礼の構図」真鍋祐子 (日本学術振興会)
「古代ローマの“ナショナル”・アイデンティティ―『永遠のローマ』という言説との関係」小堀馨子 (東京大学大学院)
*第24回例会 1998年6月20日(土) 於東洋大学
「台湾における生長の家の受容研究―布教者のライフヒストリー」寺田喜朗 (東洋大学大学院)
「終末論と歴史―終末論における此岸と彼岸」十津守宏 (成城大学大学院)
*第25回例会 1998年9月26日(土) 於東洋大学
テーマ「現代日本の〈キリスト教〉研究」
「末日聖徒イエス・キリスト教会布教の地理学的研究」竹村一男 (立正大学大学院)
「現代の日本のキリスト教会における死者儀礼への対応(仮題)」待井扶美子 (筑波大学大学院)
*第26回例会 1998年10月31日(土) 於上智大学
テーマ「体験談研究の現在」
「新宗教研究における体験談の研究史」寺田喜朗 (東洋大学大学院)
「現代新宗教における体験談の変容: 真如苑青年部弁論大会を事例として」芳賀学 (上智大学)
コメンテーター: 島薗進 (東京大学)
*第27回例会 1999年4月3日(土) 於國學院大學
テーマ「〈慰霊〉の研究」
「イギリスにおける戦没記念碑」粟津賢太 (国立歴史民俗博物館COE研究員)
「忠魂碑・忠霊塔について―群馬県下の事例を通して―」今井昭彦 (埼玉県立熊谷女子高校)
*第28回例会 1999年7月17日(土) 於東洋大学
テーマ「民間巫者研究の現在」
「東北シャマニズムに関する社会人類学的考察―宮城・山形両県における「口寄せ巫女」の「共同祭祀」を題材に―」平山眞 (東洋大学大学院) (コメンテーター: 池上良正)
「民間巫者信仰と互酬性の倫理」池上良正 (駒澤大学)
*最終(第29回)例会 2000年7月15日(土) 於東洋大学
テーマ「宗教研究のアクチュアリティ」
「天理教における「いんねん」論の受容過程―報徳分教会「住み込み」の事例を中心に―」青田匡史 (東洋大学大学院) (コメンテーター: 菊池裕生 (上智大学大学院))
「託宣の韻律性を巡って―庄内地方の口寄せ巫女の事例を中心に―」平山眞 (東洋大学大学院) (コメンテーター: 角田幹夫 (東京電機大学))
「あるプロテスタント教会における日本人クリスチャンの宗教的人格形成」松島公望(横浜国立大学大学院) (コメンテーター: 川又俊則 (立教女学院短期大学))
[top]


Last updated: Jul 20, 2000.
This page is maintained by: Hiroyuki KUROSAKI <noir@st.rim.or.jp>