映画『朝が来る』

(2020-10-31)

河瀬直美監督の映画『朝が来る』を観た。

(Y先生が推していたので)

河瀬直美監督作品は今まで『殯の森』と『あん』しか観ていないが、いずれも、なんらかのケア施設が登場する。この映画もそう。そしていずれも自然に囲まれている。この映画の場合、特に高層マンション群とはっきりと対比して描かれている。

そうした施設で過ごす日々が世間で見られているように決してかりそめのものでなく、人生の中でかけがえのない体験であるという描き方も共通しているように思う。それは映画と現実の関係とパラレルなのかもしれない。

海はひとつしかない、という子どものセリフが強く印象に残った。

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