女川でゼミ合宿

(2018-08-29)

8月27・28日は宮城県女川町でゼミ合宿を行いました。

女川で震災復興に取り組む人びとの歩みと課題、そこでの宗教文化の関わりに触れたいと思い、これまでにご縁のあったさまざまな方にご協力をいただいて、実現しました。

初日は運動公園住宅で曹洞宗若手僧侶の方々により毎月行われている「坊主喫茶」に、KTSK(傾聴に取り組む宗教者の会)とともに合流させていただいて、集まった住民の方々と交流。その後、七十七銀行女川支店被災者家族会有志による職員慰霊碑前にてKTSKの合同法要に参列させていただきました。夕方からは、ダイシン&カフェさくらの島貫洋子さんに、「女川桜守りの会」のいきさつとお店の再開についてお話をうかがいました。

2日目は朝から藤中郁生先生のご案内で「女川三十三観音」を巡りました。ちょうど出発するころに港のほうからサイレンが聞こえましたが、今日がサンマの初水揚げだったと後で教えていただきました。下山して白山神社にお参りしたところ、禰宜さまが偶然いらっしゃって、新しい社殿を拝観させていただき、被災した社殿の一部が組み込まれていることを教えていただきました。

ゆぽっぽで汗を流した後は熊野神社にお参りし、女川駅前を自由散策の後ダイシン&カフェさくらへ。藤中先生が「女川学園カレー」を持ってきてくださって、美味しくいただきました。

午後は高白浜のゆめハウスへ。コミュニティスペースうみねこ代表の八木純子さんに、被災当初からの活動の展開と、そこで大事にされていることを、私自身も初めてじっくりとうかがいました。

学生たちにもそれぞれ女川に来たかった理由があり、ゼミ合宿のテーマに関わる学修だけでなく、これからの生き方のヒントをいただいた様子でした。

お世話になった方々に感謝申し上げます。

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