風景・記憶

(2013-03-24)

今日参加した「南相馬ダイアログ in 東京」で朗読された詩のなかにこんな一節があった。「故郷の風景を見る時、人は今をみているのではない/私の目が見ているのは、いくつもの幼い頃からの風景のかさなり。/その又先の伝えられてきた、記憶のつらなり。」(菅野幾代「震災日記(三)」) 本当にそうだと思った。住んでいる町を歴史的、重層的に見ることができるかどうかは、この先の未来にとっての今の自分の責任、役割をどれだけ真剣に考えられるかに関係しているように思う。

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