学術フロンティアシンポジウム

(2002-12-01)

國學院大學学術フロンティア事業実行委員会 のシンポジウム「画像資料からよみがえる文化遺産」が、昨日 (2002年11月30日) 開催されました。

私は聴衆の一人として、恥ずかしながら大遅刻して聴講してきました。

とくに印象に残ったのが、1995年の阪神淡路大震災で市民が残した写真の保存活動に携わってこられた坂本勇先生のお話でした。市民にとっての写真記録の有効性、将来の活用のために撮影データの記録が不可欠なこと、写真を共有財産とするための地域写真アーカイブスの提唱、画像を扱う者の倫理など、示唆に富むお話がうかがえました。

私は一応実行委員会に名を連ねているものの、どういう働きができるか迷っているうちに、無情に時が流れていくありさまで、山内さんはじめコアメンバーの方々には頭が上がらない状態です。しかし今日のシンポジウムは、市民に、また考古学や文化財保存に直接携わらない研究者・学生にも強いメッセージを届ける内容だったのではないでしょうか。私も、宗教研究における画像資料保存の問題に取り組み直してみたいと思います。

シンポジウムの概要はいずれフロンティアのホームページで公開されることと思います。

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