井上順孝『神道入門』

(2006-01-17)

井上順孝『神道入門 日本人にとって神とは何か』平凡社 (2006/01/12)

井上順孝先生から新刊の『神道入門』(平凡社新書) をいただいた。

目次のページを開くなり、焦燥感が込み上げた。ああっ、モタモタしているうちにまた先んじられた、という感じ。いや、先生に先んじられるのは当然のことなのだけれど……。

現在、私は「神社ネットワーク論」と「神道と情報化社会」という名前の科目を担当している。参考文献は挙げているが、教科書はなく、そのつどプリント資料を配って授業を進めている。また、できるだけ受講生の参加を促すように、いろんなことを試みている。おそらく、ゼミ以外の他の授業に比べて、私から教わることよりも、受講生同士で学び合う比重が高いのではないかと思う。

これらの科目が開設された当初は、いずれは教科書になるようなものを書くつもりでいたが、日々の授業に取り組むのに精一杯で、なかなかとりかかることができずにいた。

かなり遅きに失したかもしれないが、今年はそれに向けて具体的に動き出そうと思っていた。そんな矢先に本書に出会ってしまった。これが焦らずにいられようか……。

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