岩井洋『大学論の誤解と幻想』

(2020-03-31)

岩井洋先生の新刊『大学論の誤解と幻想』(弘文堂)読了。この一冊で近年の大学教育をめぐる論点がまるっとわかり、とても見通しがよくなります。

第6章「実践的・大学教育論」は、現下の状況を大学がどう乗り切るかということにも深く関わる単位制の問題に切り込んでいて、参考になります。疑似セメスター制で1週間に10科目近く履修しなければならない大学でオンライン授業しようとしても学生はついていけず、うまくいかないだろうな、と想像できます。とても悩ましいですが…。

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